F1 フランスGP 決勝
2005 FIA Formula One Championship Round 10.
- Circuit Nevers, Magny Cours, France. -
ルノー新CEOであるカルロス・ゴーンが見守る中、アロンソ(Renault) が余裕のポール・トゥ・フィニッシュ。ルノーはホームグランプリで、アラン・プロスト(McLaren Renault) 以来の20年ぶりの優勝。エンジン交換による10グリッド降格スタートのライコネン(McLaren) が2位。M.シューマッハ(Ferrari) は3位表彰台。
全ての歯車は、序盤2位スタートのトゥルーリ(Toyota) のペースにより決まったという感じ。とにかくペースが上がらず、トップのアロンソ(Renault) との距離が開きすぎたため、各チームとも蓋をされた感じで戦略を練り直すことに。
ピットストップ作戦で明暗が分かれ、佐藤琢磨(BAR) はウェーバーに捕まり順位を落とし、さらにトゥルーリ(Toyota) への仕掛けでも失敗。バトン(BAR) とのダブルに優勝を逃した。
ついていないのはモントーヤ(McLaren) も同じで、トラブルはみんな呼び込んでしまうようだ。
トヨタの2台は決勝レースでのタイムが伸び悩むのが課題。空力パッケージをバージョンアップしてきたウィリアムズも、高温時での冷却性能の改善も芳しくなく、フェラーリも絶対的スピードはまだ回復していない。
燃費とスピード、タイヤに優しいマシンで優位に立ってきたマクラーレンが、ルノーをどこまで追いつめるか。やっと今季初ポイントを獲得した BAR が巻き返してくるのか。
Grand Prix of France, Final Classification
1. F. Alonso (ESP) / Mild Seven Renault F1 Team
2. K. Räikkönen (FIN) / West McLaren Mercedes
3. M. Schmacher (GER) / Scuderia Ferrari Marlboro
4. J. Button (GBR) / Lucky Strike BAR Honda
5. J. Truri (ITA) / Panasonic Toyota Racing
6. G. Fisichella (ITA) / Mild Seven Renault F1 Team
7. R. Schmacher (GER) / Panasonic Toyota Racing
8. J. Villneneuve (CAN) / Sauber Petronas