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劇場版『機動戦士Zガンダム 〜星を継ぐもの〜』

公開が決定してから待ちに待っていました劇場版Z。公開初日に観てまいりました。
当初からアニメ情報誌で旧作の画像のエッヂング処理とか、新作カットが結構入っているということは知られていました。けれど、たしかに違和感が無いわけではありませんが、ストーリー展開上やむを得ないのではないかと思います。
そもそも、完全に新作というわけではありません。ファーストの劇場版三部作も同様に新作カットを取り混ぜた構成でした。これは富野監督のあくまでもTV版 のストーリーに添って作品を再構築したものと考えます。多分完全な新作として創り替えたなら、全く違う物語・構成になっていたでしょうし、Zではなくなっ ていたのではないでしょうか。それよりむしろ、ガンダムを創らなかったかもしれません。

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とまぁ前置きは置いておいて、事前情報で言われていた通り、カミーユの性格改変はなかなかどうしてうまく処理したなぁと感心しました。3DCGの使い方も上手いし、新作カットが多用されているジャブロー降下作戦やアムロがカラバに合流するあたりは、MS の動きにも迫力や重みがあって見応え十分です。
また、ターンAガンダムの時はかなりの慌ただしさがありましたが、劇場版Zではストーリー展開をこれだけうまく編集・カットして、『A New Translation』と謳っている通り新解釈でのストーリー展開を破碇させていないのは流石です。

また、Gackt の『Metamorphoze』『君が待っているから』は監督の意図が楽曲にうまく反映されていて、尚且つ Gackt の世界が作品に溶け込んでいます。どっかのタイアップの楽曲選択とは訳が違います。
全編通してサウンドトラックは三枝成彰の手によるものです。TV版Z、ZZ、逆シャア と今回ので4回目のコラボとなります。私は『交響組曲 Z-ガンダム』を持っていてよく聴くのですが、これを聴いているだけでZの世界が脳裏に広がっていくぐらいマッチしているので、今回のサウンドはどうなっているのか楽しみでしたが、予想以上に壮大で聴き心地が良かったです。以前、三枝氏が「ガンダムでクラシック・コンサートを開けたら良いですね」という言葉を思い出しました。同じく交響組曲として発表された Vガンダム千住明氏の楽曲も素晴らしかったですが、これらはまさに交響組曲という感じで、本当にクラシック・コンサートとして聴いてみたくなりました。

次作は今年10月公開予定の『機動戦士ZガンダムII 〜恋人たち〜』だそうです。フォウやベルトーチカが最後の映像で出ていたということで、カミーユの女難の相が見物ですゞ(^^ )オイオイ
問題は次はどこが区切りとなるのか。今回が第1話〜第14話までだから、フォウが死ぬまでやるとすると第15話〜第36話までということに。ハマーンとシャア、レコアの離脱、アムロベルトーチカ、カツとサラ、等々かなりのウェートが置かれること間違いなしですが、かなりの内容改変もありそうです。
前売予約はもう始まっています。また予約特典がついてますので私は買います(爆)