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iTMS 日本で8月スタート

著作権絡みの問題で日本では無理ではないかと思われていましたが、『iTunes Music Store(iTMS)』が日本でも開始されるそうです。

楽曲提供も日本の主要レコード会社が参加するようですが、やはり SME(Sony Music Entertainment) は抜きのようですね。個人的な予想では『エイベックス』が参加するとは思っていませんでしたが。

SME もまだ交渉中らしいですが、自社のネット配信もやっている以上、競合する iTMS に参加することは SONY のポータブルプレーヤーの販売に影を落とすことになりますから、かなり難しい問題ではあります。かといってここで参加しなかったら、 SME 自体の売り上げにも影響があるかもしれません。

CCCD(Copy Controled CD) で大失敗をした日本のレコード会社は、どれだけの聴取者が PC や iPod などのポータブルプレーヤーで音楽を楽しんでいるのかを身をもって体験しました。そこで各社は iTMS著作権管理を利用した方が、不心得者に CDのリッピングでばらまかれるよりはマシと考えたのかもしれません。

iTMS潜在的な顧客は10万人とも言われていますが、それはあくまでもソフトの量で決まります。日本で各社が既にネット配信を行っていますが、それはあくまで もそのレコード会社のみでのことであり、私もそうですが複数のレコード会社の楽曲CDを購入しているのが現状です。iTMS はその各社の参加により、米国や欧州に匹敵するサービスとなるでしょう。

日本には au の『着うたフル(R)ソニー』などの携帯音楽サー ビスが既にありますが、単価が 300円+パケット代(定額割引でタダの場合が殆どですが) と割高なのに比べ、米国の iTMS が 99セントと安いことを考えると、日本での楽曲の単価によっては『着うたフル』の存在意義が無くなるかもしれません。しかし、日本にはブックオフをはじめ 複数の中古CD販売業者もあり、飽きっぽい日本人がどれだけ購入していくのか興味深いと思います。

情報元
IT Media News − Tunes Music Store、SME抜きで8月国内立ち上げの報道