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HDD プレーヤー HD20GA7 その3

今回はカナルタイプのインプレです。
ETYMOTIC ER-6 Isolator (カナルタイプ)
SONY MDR-E51 SP NUDE EX(インナーイヤータイプ)
MDR-E51 はインナーイヤータイプと謳ってはいますが、耳の穴を密閉する装着方法なので、ER-6 と同じカナルタイプと考えます。

ETYMOTIC ER-6 Isolator (カナルタイプ)
ER6補聴器メーカー ETYMOTIC が手がけた高音質で有名な ER-4 シリーズの廉価版で、ER-4シリーズでの弱点だったケーブルのタッチノイズを軽減させて、特異な形状だった物を比較的シンプルで目立たないタイプに形状変更したものが、この ER-6 Isolator です。姉妹機種の ER-6i は iPod 用にリファインした物で、周波数特性を若干低音寄りに、またインピーダンスも 16Ω としてマッチングを良くしています。音色も多少明るめな感じですが、クラシックをよく聴く私にとってはちょっと派手な感じがしたので、ER-6 を常用しています。
カナルタイプでは SHURE の E4c なども有名ですが、総じて中高音域での解像度の良さに比べ、低音域は構造上音圧は弱めになってしまいます。ER-6 もその例に漏れず低音域は弱いです。ただ、『HD20GA7のカスタムサウンドの設定で、160Hz を +3 に設定すればかなりバランスのよいサウンドになります。ちゃんとダブルベース(コントラバス)のピチカートの音の余韻も感じられるし、何より音の広がり感は ZENNHEISER HD 580 に近いと思います。
耳栓部はシリコンの見慣れた物も同梱してありますが、私は長時間の使用にも疲れにくくて、低音域の響きもいいスポンジタイプを使っています。

SONY MDR-E51 SP NUDE EX(インナーイヤータイプ)
iPod写真の iPod に付けているのがそれで、新幹線や飛行機内で長年使用してきました。とにかく遮音性にすぐれて甲高い騒音は結構シャットアウトしてくれました。当時ノイズキャンセラ型の NUDE も使っていましたが、なにしろ手軽で小さかったこともあり常用していました。しかし、ER-6 を購入してからはすっかり影を潜めてしまった感じです。たしかに値段も違いますが、音の解像力は比べ物にならないし、最近の SONY の傾向である低音寄りの音作りが性に合わなくなってきたのもあります。ドンドン響いてくる低中音域に比べ高音域は張りが無いので、カスタムサウンドの設定で ER-6 とは逆に  3.7kHz を +2 に設定するとバランスは比較的よくなりますが、出来れば低中音域はレデュースを掛けたいところであります。これはファームウェアのアップデート待ちというところでしょうか。

ETYMOTIC ER-6 Isolator
形式:ダイナミック
周波数特性:20Hz〜16kHz
許容誤差:+/- 3dB to 6kHz, +/- 6dB to 16kHz re nominal
1kHz 感度: 108 dB SPL for a 0.4V入力
インピーダンス: 48 ohms
最大出力: 120 dB SPL
最大持続入力: 2.5 volts RMS
重さ: 12 g
コード: 左1m、右1.2m、3.5mmのステレオプラグとY-ケーブル

SONY MDR-E51 SP NUDE EX
型式:密閉ダイナミック型
ドライバーユニット    口径9mm(CCAWボイスコイル採用)
感度:100dB/mW
再生周波数帯域:6-23,000Hz
インピーダンス:16Ω
最大入力:100mW
コード:0.5m OFCリッツ線
入力プラグ:金メッキステレオミニプラグ
質量(コード除く):約4g

『HDD プレーヤー HD20GA7 その4』につづく

HDD プレーヤー HD20GA7 その1
HDD プレーヤー HD20GA7 その2