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@nift PATIO 終了

今日でとうとう @nifty のクローズドのコミュニケーションスペース『PATIO』が終了します。これを持って @nifty の TTYベース(パソコン通信) のサービスは全て終了となり、会員種別の設定も @nifty会員へ集約されるのでしょうね。

1990年に『NEC PC-9801 RX21』を中古で購入して、当時の『NIFTY-SERVE』からパソコン通信の世界へ入った私にとって、ニフティのフォーラムやパティオは様々な勉強の場であり、コミュニケーションスペースの場であり、出会いの場でもありました。

486PT当時の通信速度は OMRON のポケットモデムを使用し 2400bps(MNP5)。ちょうど 9600bps(V.42) の『FENICS-ROAD3』と呼ばれるアクセスポイントが出始めた頃でした。モデム自体も2万円近くする高値で、いろいろ吟味して買ったものです。

その後、就職してから赴いたドイツ・アメリカ出張へは、このポケットモデムと 中古で買った『EPSON PC-486 PORTABLE』を持参し、ニフティが提携していた米国最大の通信ネットワークであった『Compu-Serve』のアクセスポイントから、格安コーリングカードを使ってパソコン通信をしていました。RX21 はとうに廃棄しましたが、PC-486 PORTABLE はまだ傍らにあり、今でも動かせます。

今ではブロードバンドが当たり前ですが、当時はファイルのダウンロードなどは LHarc(現在のLHA)等の圧縮ソフトや、ISH と呼ばれるバイナリをテキストで出力したファイルをオフラインで変換したりして、通信費を抑えていました。これは今の携帯でパケット節約にも使えるかもし れませんが、なにせ現在はファイル容量が大きすぎて、結局の所意味がないでしょうね。

今の掲示板巡回ソフトなども、発想としては当時のパソコン通信自動巡回ソフトからの流れを汲んでいます。NifTerm や WTERM、秀Term や AirCraft など、多種多様なソフトがありましたが、Windows95 の登場によりそれぞれ移行していきました。私はこの後 東芝の Libretto30 を経て iMac へと転向しましたが、Mac の OS も Mac OS 9 から OS X と移行し、唯一 OS 9(Classc) でしか動かなかったログカッターの『魔法のナイフ改』もこれでお役御免となりました。

現在、私は会員種別も変更し TTYでの巡回すらできませんが、INTERWAY 経由で PATIO には最後の書き込みをしました。これで @nifty の存在意義は企業としてのみになったようなものでしょうね。
今は、『パソコン通信よ、今までありがとう』と心から言いたいですね。